その1
退職後に資金が不足することを考えると、40代は老後資金準備の開始時期。ただし教育費(18歳までに最低300万円)準備ができていない場合は、老後資金よりも教育費を優先してください。教育費不足が発生すると、老後資金準備がさらに困難になります。
その2
老後の最低日常生活費は22万円(税金など込みで約25万円)。そして総務省の資産では毎月6万円の赤字に。ここから計算される老後資金の必要額は約4,000万円。仮に退職金を2,000万円受け取ると、不足額は約2,000万円。さらに65歳まで年収300万円で働けば、500万円程度の準備でOKです。
ただしこれは最低日常生活費での資産ですし、健康上の理由で65歳まで働けない場合も…。また不足額500万円でも短期間での準備は困難です。そこで時間を有効に使いましょう。仮に20年かけて積み立てると月額約2万円でOK。ポイントは「早くからの準備」です。
その1
旭化成には⽣命保険の制度があるなど、他の企業などで勤務されている⽅とは、必要な保険の種類や⾦額が異なります。
よって、保険について考える前に、旭化成の制度(社助:会社の保障制度)について確認しておくことが⼤切です。
その2
保険は「入りっぱなし」ではなく、家族や住まいの状況にあわせて見直していきましょう。例えば子供が卒業・進学した際は、死亡保障を減らして良い時期に該当します。また、住宅ローンを組む際には「団体信用生命保険」への加入が条件になっている場合がほとんどであるため、住居費への保障は不要になり、その分、死亡保障を減らすことができます。保障は多いほど安心ですが、必要以上に加入することは、それだけ無駄な保険料を支払うことになります。
会社の制度を踏まえ、その時々で必要な金額に加入するよう、見直していくことがポイントです。
その3
上記の通り死亡保障の必要性は、年齢とともに減少していきますが、一方で医療保障など自分のために使う保険の重要性が増してきます。現在加入中の医療保険で必要な保障はカバーできていますか?
高額な医療費が発生した場合には、健保組合や会社制度からの給付があるので、それらを考慮した上で、足りない部分を医療保険で補うようにしましょう。