これまでの事例や、みなさまが疑問に感じたことなどをご紹介しています。
Q
財形住宅貯蓄の特徴を教えてください。
A
財形住宅貯蓄は住宅の新築、購入、増改築、リフォームなど、いわゆる住宅資金を準備するための利子非課税制度です。
通常の定期預金は利子に対して20.315%が源泉分離課税されますが、財形住宅貯蓄は利子非課税のため、受け取った利子が全額複利運用されます。ただし、元利合計が550万円を超えると、以後に受け取る利子に対して20.315%が源泉分離課税されます。
財形住宅貯蓄の最大の特徴は、毎年7月に奨励金として会社から上乗せで貯蓄してもらえる制度です。
具体的には前年8月から当年7月までの積立合計額の5%が上限3万円まで奨励金として上乗せ貯蓄されます。
なお、住宅資金以外に使うために解約すると、目的外の払い戻しになるため、解約から過去5年間に受け取った利子の合計額に対して20.315%が課税されます。
また、55歳以上は新規加入することができません。